実家の片づけはどこに頼む?依頼先ごとの違いと許可の見方

実家の片づけは、片づけ業者にまとめて頼むだけが方法ではありません。物の種類や、実家をこの先どうするかによって、依頼先が分かれます。依頼先ごとに、頼めることと、頼む前に見ておきたい許可を並べました。

依頼先の一覧

依頼先頼めること向いている場面頼む前に見ること
遺品整理・生前整理の業者仕分け、運び出し、処分の手配、掃除までをまとめて物が多く、家族だけでは日数が足りない家庭ごみを運ぶ許可を持っているか。持っていなければ、処分をどの許可業者に任せているか
不用品回収の業者決まった品物の回収捨てる物がはっきりしていて、量が少ない市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可、または市区町村の委託
出張買取家具、着物、骨董、ブランド品などの買い取り値段がつきそうな物がある古物商の許可番号
引越し業者施設や家族の家への荷物の運搬運ぶ物と行き先が決まっている施設の搬入時間の決まりに合わせられるか
ハウスクリーニング空いた部屋や水回りの掃除実家を貸す・売る前に整えたい掃除する場所の範囲と、追加料金の条件
トランクルーム・レンタル収納まだ決められない物の保管実家を空ける必要があるが、判断を保留したい物がある月額と最低利用期間、湿気への対策
不動産会社実家の売却や賃貸の査定と仲介実家を手放すか、貸すかを考えている宅地建物取引業の免許番号

許可の見方

家庭ごみを運ぶ許可

家庭から出た不用品を料金を取って回収できるのは、市区町村の一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者か、市区町村から委託を受けた業者です。「産業廃棄物の許可」や「古物商の許可」では、家庭のごみは回収できません。トラックで巡回する業者や、チラシ・ネット広告で「無料回収」をうたう業者の中には無許可のものがあり、環境省も注意を呼びかけています。

テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は、家電リサイクル法の決まりで、家電の販売店などが引き取ります。業者に頼むときは、この4品目のリサイクル料金が見積もりに入っているかも見ておきます。

古物商の許可

中古品を買い取る業者は、都道府県の公安委員会の許可を受けています。2024年4月からは、ウェブサイトを持つ古物商は、氏名または名称、許可を出した公安委員会、許可証の番号をサイトに載せることになりました(常に雇っている従業者が5人以下の事業者などは除きます)。サイトに番号が見当たらなければ、問い合わせのときに聞きます。

宅地建物取引業の免許

家の売買を仲介する不動産会社は、国土交通大臣か都道府県知事の免許を持っています。大臣免許・知事免許のどちらの会社も、国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で調べられます。

遺品整理士

民間の団体が認定している資格です。持っていなくても違法ではありません。業者を比べるときの材料のひとつと考えておけば十分です。

実家をどうするかで変わる組み合わせ

売るつもりのとき

片づけと同時に、不動産会社へ査定を頼めます。査定は家の中が片づいていなくても受けられます。家財が残ったままの家を買い取る会社もあるので、片づけにかかる費用と比べてから決めても遅くありません。

しばらく残すとき

施設に持っていく物だけ先に運び、残りは急いで処分しない進め方もあります。空き家になる間の郵便物、水道や電気の契約、火災保険の扱いは先に決めておきます。火災保険は、住む人がいなくなると条件が変わることがあるので、保険会社に問い合わせます。

遠くに住んでいて通えないとき

見積もりと作業当日に立ち会わなくてよいか、鍵をどう預けるか、終わった後に写真で報告してもらえるかを、最初の問い合わせで聞きます。

見積もりの取り方

同じ条件で2社以上から見積もりを取ると、金額だけでなく、作業範囲の書き方の違いが見えてきます。見積書のどこを見ればいいかは、トップページの「見積書は金額以外も見る」で項目ごとに説明しています。

入居日から逆算して、いつまでに見積もりを頼めばいいかは入居日から逆算する片づけ予定表で出せます。

このページで参照した資料

確かめた日:2026年10月23日