有料老人ホームに持ち込めない物の一覧断られる理由と施設への聞き方、実家に残す物の扱い方

有料老人ホームに持ち込めない物の一覧と扱い方(持ち物の整理・処分)
このページの目次
  1. 01.有料老人ホームに持ち込めない物の全体像
  2. 02.有料老人ホームに持ち込めない物の一覧
  3. -火を使う物
  4. -刃物
  5. -熱を出す家電
  6. -高価な貴重品
  7. -車・バイク・自転車
  8. -ペットなどの生き物
  9. 03.有料老人ホームに条件付きで持ち込める物の一覧
  10. -仏壇・位牌
  11. -たばこ・お酒
  12. -食べ物
  13. -薬・サプリメント
  14. -家具・家電
  15. -携帯電話・スマートフォン
  16. 04.有料老人ホームに持ち込めない物がある理由と対処法
  17. -火災を防ぐため
  18. -けがや事故を防ぐため
  19. -紛失や取り違えを防ぐため
  20. -食事や薬の管理を守るため
  21. -居室の通り道を確保するため
  22. 05.有料老人ホームに持ち込めない物の代わりに使える物
  23. 06.有料老人ホームに持ち込めない物の決まりを調べる手順
  24. -入居のしおりと重要事項説明書を読む
  25. -持って行きたい物を書き出す
  26. -施設の担当者に品名と使い方を伝える
  27. -施設の回答を家族で共有する
  28. 07.有料老人ホームの担当者に持ち込みを聞く例文
  29. -持ち込めるか分からない物を聞く例文
  30. -断られた物の代わりを聞く例文
  31. -現金と貴重品の扱いを聞く例文
  32. -入居後に物を届ける決まりを聞く例文
  33. 08.有料老人ホームで現金と貴重品を管理する方法
  34. -本人が少額を持つ
  35. -施設に預ける
  36. -家族が管理する
  37. 09.有料老人ホームの入居時にそろえる持ち物
  38. 10.有料老人ホームに持ち込めない物を実家でどう扱うか
  39. -実家に残す
  40. -家族や親族に譲る
  41. -売る
  42. -処分する
  43. -トランクルームに預ける
  44. 11.有料老人ホームに持ち込めない物の片づけを頼む先
  45. 12.有料老人ホームに持ち込めない物の扱いを親と決める手順
  46. -持ち込めない物を書き出す
  47. -実家の今後を家族で決める
  48. -思い入れのある物について親に聞く
  49. -片づけの期限を決める
  50. 13.有料老人ホームに持ち込める物で気をつけること
  51. -持ち物に名前を付ける
  52. -家電の電気代を聞く
  53. -居室の寸法と通り道を測る
  54. -入居後に届ける物の決まりを聞く
  55. 14.有料老人ホームとほかの住まいで持ち込めない物は変わるか
  56. 15.有料老人ホームに持ち込めない物でよくある質問
  57. -持ち込んだ物が施設でなくなったらどこに相談すればよいですか?
  58. -介護ベッドや車いすは入居時に家から持って行く必要がありますか?
  59. -体験入居で持ち込みの可否や荷物の量を試せますか?
  60. -入居をやめるとき居室の荷物はいつまでに片づけますか?
  61. 16.有料老人ホームの入居前に次にやること

親の入居が決まって荷造りを始めると、長年使い慣れた電気毛布や仏壇を、施設へ持って行けるのか迷う場面が出てきます。

施設に聞かないまま運び込むと、入居当日に断られて持ち帰る手間が生じます。持ち込めなかった物の扱いを入居日までに家族で決めておかないと、あとから処分や保管に追われることにもなりかねません。

この記事では、有料老人ホームに持ち込めない物の見分け方と、持ち込めなかった物の扱い方を解説します。施設の担当者への質問例も載せています。

施設の担当者にそのまま使える質問の例は、「有料老人ホームの担当者に持ち込みを聞く例文」の章を開いてください。

このページの目次
  1. 01.有料老人ホームに持ち込めない物の全体像
  2. 02.有料老人ホームに持ち込めない物の一覧
  3. -火を使う物
  4. -刃物
  5. -熱を出す家電
  6. -高価な貴重品
  7. -車・バイク・自転車
  8. -ペットなどの生き物
  9. 03.有料老人ホームに条件付きで持ち込める物の一覧
  10. -仏壇・位牌
  11. -たばこ・お酒
  12. -食べ物
  13. -薬・サプリメント
  14. -家具・家電
  15. -携帯電話・スマートフォン
  16. 04.有料老人ホームに持ち込めない物がある理由と対処法
  17. -火災を防ぐため
  18. -けがや事故を防ぐため
  19. -紛失や取り違えを防ぐため
  20. -食事や薬の管理を守るため
  21. -居室の通り道を確保するため
  22. 05.有料老人ホームに持ち込めない物の代わりに使える物
  23. 06.有料老人ホームに持ち込めない物の決まりを調べる手順
  24. -入居のしおりと重要事項説明書を読む
  25. -持って行きたい物を書き出す
  26. -施設の担当者に品名と使い方を伝える
  27. -施設の回答を家族で共有する
  28. 07.有料老人ホームの担当者に持ち込みを聞く例文
  29. -持ち込めるか分からない物を聞く例文
  30. -断られた物の代わりを聞く例文
  31. -現金と貴重品の扱いを聞く例文
  32. -入居後に物を届ける決まりを聞く例文
  33. 08.有料老人ホームで現金と貴重品を管理する方法
  34. -本人が少額を持つ
  35. -施設に預ける
  36. -家族が管理する
  37. 09.有料老人ホームの入居時にそろえる持ち物
  38. 10.有料老人ホームに持ち込めない物を実家でどう扱うか
  39. -実家に残す
  40. -家族や親族に譲る
  41. -売る
  42. -処分する
  43. -トランクルームに預ける
  44. 11.有料老人ホームに持ち込めない物の片づけを頼む先
  45. 12.有料老人ホームに持ち込めない物の扱いを親と決める手順
  46. -持ち込めない物を書き出す
  47. -実家の今後を家族で決める
  48. -思い入れのある物について親に聞く
  49. -片づけの期限を決める
  50. 13.有料老人ホームに持ち込める物で気をつけること
  51. -持ち物に名前を付ける
  52. -家電の電気代を聞く
  53. -居室の寸法と通り道を測る
  54. -入居後に届ける物の決まりを聞く
  55. 14.有料老人ホームとほかの住まいで持ち込めない物は変わるか
  56. 15.有料老人ホームに持ち込めない物でよくある質問
  57. -持ち込んだ物が施設でなくなったらどこに相談すればよいですか?
  58. -介護ベッドや車いすは入居時に家から持って行く必要がありますか?
  59. -体験入居で持ち込みの可否や荷物の量を試せますか?
  60. -入居をやめるとき居室の荷物はいつまでに片づけますか?
  61. 16.有料老人ホームの入居前に次にやること

有料老人ホームに持ち込めない物の全体像

持ち物は4つに分けて確かめる。断られることがある:ライター・包丁など。条件付き:電気毛布・仏壇・たばこなど。施設ごとの差が大きい:車・大きな家具。ふだんの生活用品:衣類・洗面用具・眼鏡

有料老人ホームでは、持ち込みを断られる物と、使用や保管に条件が付く物があります。同じ品目でも、持ち込めるかどうかは入居する施設ごとに違います。建物の設備や入居者の状態、運営の方針が施設ごとに異なるためです。

親の持ち物に近い例を、下の早見表で探してください。入居のしおり(施設での暮らしのルールを記した冊子。施設によって呼び名は異なります)も手元に用意すると、施設の決まりと見比べられます。

扱いの区分例次にすること
持ち込みを断られることがある物ライター、包丁、高価な腕時計、ペット入居のしおりの禁止の欄を読み、迷う物を担当者に聞く
条件付きで持ち込めることがある物電気毛布、仏壇、たばこ、お酒、食べ物、薬使う場所や量、保管する人の条件を聞く
施設ごとの差が大きい物車・自転車、大きな家具、テレビ入居の申し込み前に担当者へ聞く
ふだんの生活用品衣類、洗面用具、眼鏡収納できる量と名前の付け方を聞く

運営者の体験

運営者の親は、2024年5月に介護付き有料老人ホーム(介護保険の指定を受け、施設が介護サービスを提供する有料老人ホーム)に入居しました。運営者は、施設の入居のしおりと担当者からの説明で、持ち込みの決まりを知りました。

入居日が決まったら、施設の担当者に入居のしおりをもらってください。荷造りの前に持ち物の欄を読んでおくと、運び込んでから断られる手間を避けられます。

有料老人ホームに持ち込めない物の一覧

持ち込みを断られることがある物。火を使う物(ライター・ろうそく)、刃物(包丁・ハサミ・裁縫針)、熱を出す家電(電気ストーブ・アイロン)、高価な貴重品・乗り物・ペット

ここでは、有料老人ホームが居室への持ち込みを断ることがある物を、6つの種類に分けて解説します。

火を使う物

火を使う物は、居室への持ち込みを断る有料老人ホームがある品目です。荷造りを始める前に、親が日常的に使っている物の中に当てはまる物がないか探してください。

持ち込みが制限されやすい火を使う物は、主に次の3つです

  • ライターやマッチ
  • ろうそくや線香
  • カセットコンロや固形燃料

火を使う物は、持ち込めない施設と、喫煙場所や保管方法などの条件付きで認める施設があります。すべての施設で同じ決まりというわけではありません。

親が仏壇に線香をあげる習慣を続けたいときは、契約や入居の前に、施設の担当者へ「線香やろうそくを居室で使えますか」と聞いてください。

電気式のろうそくや線香のように火を使わない代用品も、施設の安全基準によっては持ち込みを断られることがあります。買いそろえる前に、品名と居室のどこで使うかを担当者に伝えてください。先に聞いておくと、買い直しの無駄を防げます。

刃物

刃物は、本人やほかの入居者のけがを防ぐため、居室への持ち込みを断られることがある品目です。

ふだんの生活でよく使う道具のうち、制限の対象になりやすいものは次のとおりです

  • 包丁や果物ナイフ
  • カッターやハサミ
  • 裁縫針や編み針

刃物は、居室に置けない施設のほか、職員が預かって必要なときだけ渡す施設もあります。対応は施設ごとに違います。裁縫が趣味の親や、果物を自分でむきたい親がいる場合は、施設の担当者に聞いてみてください。

質問するときは「裁縫が趣味なので、針と糸切りハサミを居室で使えますか」のように、品名と使い道をセットで伝えると、担当者も答えやすくなります。持ち込みを断られたときは、施設に用意された道具を借りられるかも、あわせて聞けます。

熱を出す家電

熱を出す家電は、火災ややけどを防ぐために、有料老人ホームが持ち込みを断ったり、使い方に条件を付けたりすることがある品目です。

制限の対象に挙がる家電は、次のとおりです

  • 電気毛布や電気あんか
  • 電気ストーブやヒーター
  • 電子レンジや電気ケトル
  • アイロン

どれも家庭で身近な器具ですが、入居者全員の安全を守るため、居室での使用に慎重な施設があります。

電気毛布や電気あんかは、低温やけどが起こりやすい製品です。製品評価技術基盤機構(NITE。製品の事故を調べる独立行政法人)は、電気毛布や電気あんかによる低温やけどに注意を呼びかけています。電気毛布を持ち込めるかどうかは、施設によって違います。持ち込みを認めている施設もあるので、先に施設へ聞いてみてください。

延長コードやたこ足配線、スマートフォンの充電器にも、使う場所や本数の決まりを設けている施設があります。居室の電気容量に限りがあり、火災の心配もあるためです。

家電を新しく買う前や実家から運ぶ前に、施設の担当者へ品名と使う時間帯を伝えてください。居室で使えるかどうかは、電話か面談で直接聞くのが確実だからです。

参考:製品評価技術基盤機構「「低温やけど」の事故防止について(注意喚起)」

高価な貴重品

高価な貴重品は、持ち込みを断られたり、保管に条件が付いたりする品目です。なくなると取り戻すことが難しく、本人や家族と施設の間のもめごとにつながりかねません。

施設で持ち込みを制限されやすい代表例には、以下の品があります

  • 宝石や貴金属の装身具
  • 高価な腕時計
  • 多額の現金
  • 預金通帳、印鑑、キャッシュカード

運営者の体験

運営者の親が入居した介護付き有料老人ホームでは、ロレックスの腕時計の持ち込みを断られました。高価な貴重品は、施設の決まりで持ち込めないことがあります。断られる理由は「紛失や取り違えを防ぐため」の節で説明しています。

親が毎日身に着けたい腕時計や指輪があるときは、入居前に施設の担当者へ品名を伝え、持ち込めるかどうかを聞いてください。断られた場合に備えて、家族が預かるか実家に残すかを入居日までに決めておけば、当日の荷解きで慌てません。

現金や通帳を誰が管理するかは、「有料老人ホームで現金と貴重品を管理する方法」の章で比べています。

車・バイク・自転車

車・バイク・自転車の持ち込みは、施設ごとに対応が分かれます。敷地に置く場所があるかどうかと、本人が乗って出かけてよいかどうかが、別々の決まりになっていることがあるためです。

事故の心配や置き場所の不足を理由に、乗り物を制限する施設もあります。乗り物は「敷地に置けるか」と「本人が使えるか」を分けて施設に聞いてください。問い合わせの前に、次の4つを紙に書き出しておくと、聞き漏らしを防げます。

  • 敷地内に駐車や駐輪ができるか
  • 駐車や駐輪に費用がかかるか
  • 本人が運転したり自転車に乗ったりして外出してよいか
  • 家族が面会に来るときに使える駐車場があるか

親が入居を機に運転をやめる場合は、車を売るか処分するかを家族で話し合ってください。車の扱いは、実家の片づけと同じ時期に決めると、手続きが後回しになりません。

ペットなどの生き物

有料老人ホームで犬や猫などのペットと暮らせるかどうかは、施設によって対応が分かれます。ほかの入居者への影響や、日々の世話を誰が担うかといった事情があり、受け入れるかどうかは各施設が個別に判断しているためです。

ペットと入居したい場合は、申し込みの前に飼育の条件と世話の分担を施設に聞いてください。入居が決まったあとに連れていけないと分かると、預け先を急いで探すことになります。

ペットの飼育について、見学や相談の場で施設の担当者に聞くことは次の4つです

  • 飼育できる動物の種類と体の大きさ
  • 散歩や食事といった日々の世話を誰が受け持つか
  • 飼育にかかる追加費用があるか
  • 親が世話を続けられなくなったときの引き取り先

ペットを連れていけない施設に入居する場合は、家族が引き取るのか、親族や知人に譲るのかを、入居日までに決めてください。入居日の直前になると、引き取り手を探す時間がなくなるからです。

有料老人ホームに条件付きで持ち込める物の一覧

条件付きで持ち込める物。仏壇・位牌(大きさと線香の可否)、たばこ・お酒(場所と量)、食べ物・薬(種類と管理する人)、家具・家電・スマホ(寸法と充電)

ここでは、使う場所や量などの条件付きで持ち込める物を、6つの種類に分けて解説します。

仏壇・位牌

仏壇と位牌は、居室に置けるかどうかが施設ごとに違う品目です。仏壇の大きさだけでなく、線香やろうそくを使えるかどうかにも、施設の決まりが関わります。

仏壇や位牌について施設に聞くことは、次の4つです

  • 仏壇の幅、奥行き、高さの制限
  • 線香やろうそくなど、火を使う供養の可否
  • 電気式の線香やろうそくを使えるか
  • お経を読む声や鈴(りん)の音を出してよい時間帯

小さな仏壇や火を使わない供養の品を買う場合も、買う前に施設の担当者へ使えるかを聞いてください。買ったあとで居室に置けないと分かると、実家へ送り返す手間がかかるからです。

居室に持ち込めないときは、次の3つの方法が考えられます

  • 仏壇を実家にそのまま残す
  • 仏壇を家族の自宅へ移す
  • 位牌だけを居室に持ち込めないか、施設に聞く

仏壇を手放す場合は、付き合いのあるお寺に相談してから扱いを決める家庭もあります。

たばこ・お酒

たばこやお酒は、有料老人ホームごとに持ち込みの条件が違う品目です。火災の心配、本人の健康状態、ほかの入居者への配慮が理由です。

嗜好品(楽しみのためにとる飲み物やたばこ)について、施設は次のような点を個別に決めていることがあります

  • 喫煙できる場所が決まっているか
  • たばことライターを誰が保管するか
  • 居室でお酒を飲めるか
  • お酒を飲む量や時間の決まりがあるか

たばこやお酒を続けたい親の場合は、入居の申し込み前に喫煙と飲酒の条件を施設に聞いてください。喫煙できる場所がない施設もあり、入居後に吸えないと分かると親が困るからです。

施設から聞いた回答は、親本人にもそのまま伝えておきましょう。入居前に決まりを知っていれば、入居後に職員と親が言い争う事態を防げるからです。

食べ物

有料老人ホームへの食べ物の持ち込みや差し入れは、食事の制限やのどに詰まらせる危険、保管の方法を理由に、施設側が条件を設けている場合があります。

条件が付きやすい食べ物や場面は、以下のとおりです

  • お菓子
  • 果物や刺身などの生もの
  • 家で作った料理
  • 面会のときの差し入れ

居室に冷蔵庫がない施設では、生ものを保管できないこともあります。食べ物の差し入れは、種類と渡し方を施設に聞いてから持って行ってください。

差し入れを職員に手渡す決まりがある施設や、本人の状態に合わせて食べてよい物を決めている施設もあります。親から「お菓子を持ってきて」と頼まれたときも、先に施設の担当者へ品名を伝えてから届けてください。

薬・サプリメント

有料老人ホームでの薬の管理方法は、施設ごとに違います。本人が飲む薬を施設が預かって管理する場合もあり、入居時に持って行く薬の日数も一律ではありません。

薬まわりで施設に聞く品目は、次の4つです

  • 医師から処方された薬
  • ドラッグストアで買う市販薬
  • サプリメント
  • お薬手帳(処方された薬の名前や量を記録する手帳)

市販薬やサプリメントを新しく持ち込む前に、種類と量を施設の担当者に伝えてください。施設が把握していない薬があると、薬の管理に支障が出るおそれがあるからです。

入居前の段階で、次の2点も施設に聞いておきましょう

  • 入居時に持参する処方薬は何日分か
  • お薬手帳を誰が持つか

薬の飲み合わせは、主治医か薬剤師に相談してください。処方薬の量を変える必要があるかどうかも、主治医に判断を求めてください。薬について相談した内容や医師の指示は、入居する施設の看護職員など、薬の管理を担当する職員にも伝えましょう。

家具・家電

有料老人ホームに持ち込む家具や家電は、居室の広さと、部屋に最初からある設備によって、持ち込める大きさと量が変わります。施設によっては、ベッドやタンス、カーテンがあらかじめ備え付けられているからです。

家具は、居室の寸法と備え付けの家具を施設に聞いてから、運ぶ物を決めてください。備え付けと同じ種類の家具を持ち込むと、部屋に置き場所がなくなります。

品目施設に聞くこと
タンス、棚居室の寸法と、備え付けの収納の大きさ
ベッド施設のベッドを使うか、持ち込めるか
テレビアンテナの差し込み口の位置と、置く台の大きさ
冷蔵庫、電気ポット持ち込めるか、電気代が別にかかるか

家電の電気代が月々の利用料に含まれるのか、別に請求されるのかは、施設ごとに違います。重要事項説明書(施設のサービス内容や費用を書いた書類)の費用欄を読んでください。分からない点は、施設の担当者に電話で聞いてください。

携帯電話・スマートフォン

携帯電話やスマートフォンは、持ち込めるかどうかに加えて、使い方の決まりにも気をつけたい品目です。夜間の通話や着信音が、周囲の入居者の眠りを妨げることがあるためです。

入居前に施設の担当者へ聞くことを、4つに分けて挙げます。

  • 居室で充電できるか
  • 夜間に通話してよいか
  • 施設のWi-Fiを使えるか
  • 紛失したときに、誰にどう連絡するか

携帯電話は、充電する場所と使える時間を、入居前に施設へ聞いてください。居室に充電できるコンセントがないと、入居後に親が使えなくなるからです。

親が端末の操作に不慣れなときは、家族の連絡先を電話帳に登録してから渡してください。入居後に親が自分で電話をかけやすくなります。

有料老人ホームに持ち込めない物がある理由と対処法

施設が持ち込みを制限する理由。火災を防ぐ、けがや事故を防ぐ、紛失や取り違えを防ぐ、食事・薬の管理と、居室の通り道を確保する

ここでは、有料老人ホームが持ち込みを制限する5つの理由と対処法を解説します。

火災を防ぐため

火を使う物や熱を出す家電を制限する理由の一つは、火災を防ぐことです。有料老人ホームには、職員の手助けがないと避難しにくい入居者も暮らしています。

火が出たときに大勢の避難を手伝うのは難しいため、居室の火の元を減らす決まりを設けている施設があります。断られた理由を親に話すときは、「火事になったら、ほかの人も逃げられなくなるから」と一言添えてください。

  • 制限されやすい物の例:ライター、ろうそく、電気ストーブ
  • 親への伝え方の例:「施設では火を使わない決まりだから、代わりの物を用意しよう」

けがや事故を防ぐため

刃物やコード類、乗り物を制限する理由は、けがや事故を防ぐことです。刃物は本人やほかの入居者がけがをするおそれがあり、床に這わせたコードは足を引っかけて転ぶ原因になります。

刃物やコードは、置き方や預け方を決めてけがを防いでいる施設があります。乗り物も、外出中の事故を心配して使い方を決めている施設があるため、乗って出かけてよいかを聞いてください。

  • 制限されやすい物の例:包丁、カッター、延長コード、自転車
  • 親への伝え方の例:「転んでけがをしないように、コードは施設の決まりに合わせよう」

紛失や取り違えを防ぐため

高価な物や現金の持ち込みに条件が付く理由は、紛失や取り違えを防ぐことです。共同で暮らす施設では、似た物がほかの入居者の部屋に紛れることもあります。

高価な物は、なくなると取り戻しにくいため、持ち込みに条件を付ける施設があります。施設に断られた高価な物は、家族が預かるか実家に残すかを決めてください。

  • 制限されやすい物の例:高価な腕時計、宝石、多額の現金
  • 親への伝え方の例:「なくしたら悲しいから、時計は家族が預かっておくね」

食事や薬の管理を守るため

食べ物や薬、お酒の持ち込みに条件が付く理由の一つは、本人に合わせた食事の提供や服薬支援に支障が出ないようにすることです。処方薬の種類や量は、施設が独自に決めるのではなく、医師の処方・指示に従います。

施設が知らない食べ物や薬が居室にあると、施設が組んだ食事や薬の管理が崩れるおそれがあります。親から食べ物や薬を頼まれたら、届ける前に施設の担当者へ品名を伝えてください。

  • 制限されやすい物の例:生もの、市販薬、サプリメント、お酒
  • 親への伝え方の例:「施設の人に聞いてから持ってくるね」

居室の通り道を確保するため

家具や家電の大きさと数に条件が付く理由は、居室の通り道を確保することです。車いすで動いたり、職員が介助したりするには、ベッドのまわりに空いた場所が要ります。

家具を置きすぎると、職員が介助する場所や、本人が安全に歩く通り道がなくなります。運ぶ家具を選ぶ前に、居室の寸法を測ってください。

  • 制限されやすい物の例:大きなタンス、ソファ、背の高い棚
  • 親への伝え方の例:「部屋で転ばないように、家具は少なめにしよう」

有料老人ホームに持ち込めない物の代わりに使える物

断られた物の代わりの例。電気毛布は厚手の毛布・施設の寝具、ろうそく・線香は電気式のろうそくや線香、高価な腕時計は安価な腕時計・置き時計、包丁は切ってある果物

持ち込みを断られた物の代わりに使える品も、断られた物と同じように持ち込みを断られることがあります。

代わりの物は、買う前に品名と使い方を施設の担当者に伝えて、居室で使えるかを聞いてください。買ってから持ち込めないと分かると、支払ったお金と買いそろえる手間が無駄になります。

断られた物代わりに考えられる物施設に聞くこと
電気毛布厚手の毛布、羽毛布団、施設の寝具寒い夜に施設が用意する寝具や暖房があるか
ろうそく・線香電気式のろうそくや線香火を使わない供養の品を居室で使えるか
高価な腕時計安価な腕時計、置き時計身に着ける時計に決まりがあるか
包丁施設の調理道具、切ってある果物果物などを切ってもらえるか
多額の現金少額の現金、家族による立て替え居室に置ける現金の上限があるか

表の「代わりに考えられる物」は、どの施設でも認められるとは限らない一例です。施設の返事をメモに書き取ってから、実際に買う品を決めてください。

有料老人ホームに持ち込めない物の決まりを調べる手順

持ち込みの決まりを調べる手順。01 書類を読む:入居のしおりの持ち物の欄と重要事項説明書を読む。02 書き出す:持って行きたい物の品名・大きさ・使い方を紙に書く。03 聞いて共有:担当者に一つずつ聞き、返事を家族全員に伝える

ここでは、親の持ち物を施設に持ち込めるかどうか調べる手順を4つに分けて解説します。書類を読むところから家族への共有まで順に進めると、入居当日に荷物を断られる事態を防げます。

入居のしおりと重要事項説明書を読む

持ち込みの決まりを調べるときは、まず入居する施設から受け取った書類を読んでください。入居のしおりと重要事項説明書のほかに、管理規程(施設の運営ルールを記した書類)もあれば用意しましょう。

書類を開いたら、持ち込めない物の一覧と、現金の預かりや家電の電気代が書かれた欄を探してください。書類には、たとえば次のことが載っています。

  • 入居のしおり:持ち込めない物、居室の備品、面会や差し入れの決まり
  • 重要事項説明書:利用料、別にかかる費用、預かり金の扱い
  • 管理規程:施設の運営方針、金銭を預かるときの方法

手元に書類が見当たらないときは、施設の担当者に「持ち込みの決まりが書かれた書類をもらえますか」と頼んでください。

持って行きたい物を書き出す

施設へ持って行きたい物は、親に希望を聞きながら紙に一つずつ書いてください。品名の一覧があれば、入居する施設に電話するときの聞き忘れを防げます。

持って行きたい物の品名の横に、大きさと使い方を書き添えてください。施設に聞きたい品に印を付けておくと、電話で聞き漏らしません。口で説明しにくい形の物は、スマートフォンで写真を撮っておくと、担当者に見せられます。

持ち物の一覧は、たとえば次のように書けます。表の寸法は記入例です。

品名大きさ使い方施設に聞くか
仏壇幅40cm、高さ50cm毎朝お参りする聞く
電気毛布シングル冬の夜に使う聞く
冬のセーター―着る聞かない

施設の担当者に品名と使い方を伝える

施設の担当者に持ち込みの可否を聞くときは、まず品名と寸法を伝えてください。続けて、何のためにどこで使うかを説明しましょう。品名だけでなく使い方も分かると、担当者が条件を判断しやすくなります。

担当者の回答は、持ち込めるかどうかだけでなく、使い方の条件まで聞き取ってください。施設の返事をメールか書面でももらえると、家族の間で返事の受け取り方が食い違わずに済みます。問い合わせの手順は、次の4つです。

  1. 書き出した紙を手元に置いて電話をかける
  2. 印を付けた物を一つずつ伝える
  3. 返事と条件を紙に書き込む
  4. 返事をメールでもらえるか頼む

書き込んだメモがあれば、入居直前の荷造りでも、持って行く物と置いて行く物を迷わず分けられるでしょう。

施設の回答を家族で共有する

施設から聞いた持ち込みの条件は、荷造りの前に家族の間でそろえておきたい情報です。事情を知らない家族が、断られた物を施設へ運んでしまうのを防ぐためです。

施設の返事は、品名ごとに書き残してください。持ち込めるかどうかと使用条件を、荷造りをする家族全員に伝えてください。持ち込めない品には、目印の付せんを貼っておきましょう。荷造り用の段ボールとは別の場所に置くと、運ぶ荷物への混入を防げます。

家族に回答を伝えるときは、次の方法が使えます

  • 家族で使っているメッセージのグループに、施設の回答をそのまま転記して送る
  • 持ち込めない品の写真を撮って添える
  • 荷造りを手伝ってもらう日の直前に、もう一度一覧を見せる

全員が同じ一覧を見ていれば、荷造りの日に「これは持って行くの?」と手が止まらずに済みます。

有料老人ホームの担当者に持ち込みを聞く例文

施設の担当者への聞き方。品名・大きさ・使い方をセットで伝える。例:仏壇なら「幅40cm、居室で毎朝お参りする」と品ごとに伝える

ここでは、施設の担当者に持ち込みの条件を聞くときの例文を、4つの場面に分けて解説します。質問の言い方を先に決めておけば、見学や面談の場で聞き漏らさずに済むからです。

持ち込めるか分からない物を聞く例文

持ち込みの可否を施設に聞く例文は、親の持ち物に合わせて書き換えて使えます。品名と大きさを伝えると、施設の担当者が置けるか判断しやすくなります。居室で何をするために使うかも説明してください。

持ち込みを聞く例文は、以下の3つです

  • 「幅40cmの仏壇を居室に置けますか。線香の代わりに使える物に決まりはありますか」
  • 「幅80cmのタンスを持って行きたいのですが、備え付けの収納と合わせて置けますか」
  • 「電気ポットを居室で使ってもよいですか。電気代は別にかかりますか」

居室のどこに置くかを思い浮かべて聞いてください。実際の部屋に合った答えが返ってきます。

断られた物の代わりを聞く例文

断られた物の代わりは、施設が用意している備品から探せることがあります。備品を借りられれば、代わりの物を買い直す費用と手間が要りません。断られた物の代わりは、施設が用意する物と、持ち込める代わりの物の両方を聞いてください。

代わりの物を聞くときの例文は、以下の3つです

  • 「電気毛布を使えない場合、寒い夜に使える寝具や暖房器具に決まりはありますか」
  • 「包丁を持ち込めない場合、果物を切ってもらうことはできますか」
  • 「腕時計を持ち込めない場合、置き時計は居室に置けますか」

断られた理由を聞いたうえで別の希望を伝えると、施設も決まりの範囲で対応する方法を探しやすくなります。

現金と貴重品の扱いを聞く例文

現金と貴重品の扱いを施設に聞く例文は、居室に置ける金額、施設に預けるときの手順、家族が管理する場合の支払いに分けてあります。預かりの費用や出し入れの記録の方法は、施設ごとに運用が違うからです。現金や貴重品を施設に預ける場合は、費用と管理の記録方法を聞いてください。居室に置ける現金の額は、預ける場合とは分けて尋ねましょう。

現金と貴重品について施設の担当者に聞く質問は、以下の3つです。どの質問も、電話や面談でそのまま読み上げて使えます。

  • 「居室に置ける現金の額に決まりはありますか」
  • 「施設で預かる場合の費用と、出し入れの記録方法を教えてください」
  • 「家族が現金を管理する場合、施設の利用料はどのように支払えばよいですか」

お金の管理は入居後の毎日に関わります。保管と記録を誰が受け持つかまで決まっていれば、入居後の家族と施設のやり取りが減るでしょう。

入居後に物を届ける決まりを聞く例文

入居後に家族が物を届けるときにも、事前の連絡や品物の受け渡しについて、施設ごとの決まりがあります。入居後の差し入れにも、入居時と同じ持ち込みの決まりが当てはまることがあります。入居後に物を届けるときの、事前の連絡と受け渡しの方法を聞いてください。

家族が荷物を届けるときの流れは、次の質問で聞けます

  • 「入居後に衣類や日用品を届けるときは、事前の連絡が必要ですか」
  • 「届けた物は、職員の方に渡せばよいですか」
  • 「季節の衣類を入れ替えるとき、持ち帰る服はどこに置けばよいですか」

受け渡しと持ち帰りの手順を先に知っておくと、荷物が滞りなく本人の手元に届き、持ち帰る服の仕分けにも迷いません。

有料老人ホームで現金と貴重品を管理する方法

現金と貴重品を管理する3つの方法。01 本人が持つ:施設が決めた上限の範囲で、少額を居室に置く。02 施設に預ける:手数料と出し入れの記録の方法を施設に聞く。03 家族が管理する:家族が通帳やカードを持ち、利用料を支払う

ここでは、有料老人ホームに入居する親の現金や貴重品を誰が管理するかを、3つの選択肢に分けて比べます。管理する人が変わると、施設に聞くことも家族の準備も違ってくるからです。

管理する人管理の方法聞くこと・決めること
本人少額の現金を居室に置く居室に置ける額の上限、鍵付きの引き出しがあるか
施設施設が金銭を預かり、出し入れする手数料、出し入れの記録、家族への報告の方法
家族家族が通帳やカードを持ち、利用料を支払う利用料の支払い方法、立て替えた費用の精算

本人が少額を持つ

親が少額の現金を持っていれば、施設内の売店や自動販売機、ちょっとした外出で、自分でお金を使えます。一方で、居室に置ける金額や保管の手順は、施設ごとに決まりがあります。

本人が持つ現金は、施設が決めた上限の範囲で、少額にとどめてください。居室に鍵付きの引き出しがあるかどうかも、入居前に施設の担当者へ聞いておきましょう。

手元の現金については、家族で次の3つを決めてください

  • 持たせる額を家族で決める
  • 財布に名前を付ける
  • 面会のたびに残りの額を親と一緒に数える

面会のたびに残高を数えれば、現金の紛失や使いすぎに早く気づけるからです。

施設に預ける

施設に現金を預ける方法には、厚生労働省の指針で条件が定められています。条件を知っておけば、施設の説明を読み解きやすいでしょう。「有料老人ホームの設置運営標準指導指針」では、入居者の金銭や預金の管理は、入居者自身が行うのが原則です。

施設が金銭を管理するのは、本人が特に依頼した場合などに限られ、施設は依頼や承諾を書面で確かめます。本人が認知症などで十分な判断能力がなく、身元引受人(入居の契約で、緊急時の連絡や手続きなどを引き受ける人)などが承諾した場合も、指針は施設による管理をやむを得ないものとして認めています。

施設が管理する場合に指針が求めているのは、具体的な管理の方法と、本人や身元引受人などへの定期的な報告を、管理規程などで決めることです。

都道府県・政令指定都市・中核市は、国の指針を参考に、それぞれ有料老人ホームの指導指針を定めています。入居先に適用される指針については、施設を指導する自治体の高齢者福祉担当窓口に尋ねてください。

施設への預け入れを決めたら、契約の前に次の内容を書面でもらってください

  • 手数料の有無
  • 出し入れの記録方法
  • 本人や家族への報告方法

預かりの条件を家族で読み返せるよう、受け取った書面を保管しておきましょう。

参考:厚生労働省「有料老人ホームの設置運営標準指導指針について(2024年12月6日最終改正)」

家族が管理する

家族が親の現金や通帳を預かる方法は、親本人の希望を聞くところから始まります。通帳やキャッシュカードを持っているだけでは、家族が自由に預金を引き出せるわけではありません。毎月の利用料の支払いを家族が代行する場合は、取引銀行に代理手続きの進め方を聞いてください。

運営者の体験

運営者の親の場合は、現金や貴重品を施設に預けず、家族が管理しました。

家族が管理する親のお金は、出し入れの記録を残してください。後から使い道を聞かれても、記録があれば説明できるからです。

お金の管理を始める前に、家族で次の分担を決めておきましょう

  • 通帳とカードを保管する人を一人に決める
  • 施設への支払いと立て替えた費用を、日付ごとにノートに書く
  • 領収書を月ごとに封筒に入れて残す

保管と記帳のルールをそろえておくと、家族の間の行き違いを防げます。

預金の引き出しを家族だけで進められないときは、まず取引銀行に相談してください。財産管理の支援が必要なときは、地域包括支援センター(市区町村や委託先の法人が運営する高齢者の総合相談窓口)や、司法書士、弁護士にも相談できます。

有料老人ホームの入居時にそろえる持ち物

入居時にそろえる持ち物。書類・薬(資格確認書・お薬手帳など)、衣類(季節の服・下着・靴)、日用品(歯ブラシ・タオル・眼鏡)、介護用品・家具・家電

有料老人ホームに入居する親の持ち物は、入居する施設が認める物の中から選んでください。生活に最低限必要な物は、入居の時点ですべてそろえておくことを、運営者は勧めています。

後から親に「あれがない」「これがない」と言われると、買いそろえたり施設へ持って行ったりする家族の負担が大きいからです。

運営者の体験

運営者の親は、入居のときに生活に必要な物をひと通りすべて持ち込みました。入居した後に、追加で持って行った物は特にありません。

持ち物の分類主な例施設へ聞くこと
書類・薬資格確認書(医療保険の加入資格を示す書類)またはマイナ保険証(健康保険証として利用登録したマイナンバーカード)、介護保険被保険者証(介護保険の加入者に交付される証明書)、お薬手帳、処方薬医療保険の資格を確認する書類を誰が保管するか、薬を何日分持って行くか
衣類季節の服、下着、靴、上着収納できる量、洗濯の方法、名前の付け方
日用品歯ブラシ、タオル、ティッシュ、眼鏡施設が用意する物と、家族が用意する物
介護用品おむつ、杖、車いす施設の備品を使えるか、施設で買える物があるか
家具・家電テレビ、小さな収納、時計備え付けの家具があるか、電気代がかかるか

入居時に必要な書類や薬の保管方法は、入居する施設の担当者に聞いてください。介護用品は、施設の備品で足りるかも尋ねましょう。表の「施設へ聞くこと」の欄を入居前に電話で尋ねておくと、荷物を届け直す回数を減らせます。

入居時に必要な持ち物を品目ごとに確かめたい方は、チェックリストを開いてください。

関連ページ施設に持っていく物のチェックリスト

有料老人ホームに持ち込めない物を実家でどう扱うか

持ち込めない物の扱い方。実家に残す(置き場所を写真で記録)、家族や親族に譲る(誰に何を渡したかメモ)、売る(親の同意と古物商の許可を確認)、処分する・トランクルームに預ける

ここでは、施設に持ち込めない物を実家でどう扱うかを、5つの方法に分けて解説します。

持ち込めない物の扱い方は、実家を今後どうするかと、親が実家に戻る可能性によって変わります。下の表で、自分の家庭に近い行を探してください。

実家の今後親が一時帰宅したり、実家に戻ったりする可能性がある親が実家に戻る可能性が低い
家族が住む実家に残す家族が使う物は譲り受け、使わない物は売るか処分する
空き家で残す実家に残し、防犯と湿気に気をつける思い入れのある物を残し、ほかは譲る・売る・処分する
売る・貸す契約上残せない物は、引き渡しまでに家族の家などへ移す契約上残せない物は、親の希望を聞いて手放す方法を選ぶ。迷う物は一時的な保管も考える

表は目安です。親の持ち物を譲る・売る・処分するときは、思い入れの有無にかかわらず、親本人の意思を確かめてください。

親の意思を確かめられない場合は、家族だけで財産の処分を決めず、地域包括支援センターや司法書士、弁護士に相談してください。

実家に残す

施設に持ち込めない物は、親が一時帰宅するときに使う予定があれば、実家に残す方法があります。実家に残す物は、まず置く部屋を決めてください。

実家に残す物は写真に収め、置き場所が分かる記録を残してください。写真に部屋名を書き添えておくと、親から「あの時計はどこ」と聞かれたときに答えやすくなります。

実家を空き家で残す場合は、湿気やかび、空き巣への対策が欠かせません。固定資産税や光熱費などの維持費も、毎年かかり続けるものです。

空き家として実家を残すと毎年いくらかかるかは、費用を計算するページで試算できます。

関連ページ空き家の維持費の計算

家族や親族に譲る

家族や親族に譲る方法は、腕時計や着物、仏壇のように、家族で引き継ぎたい物に向いています。譲る物は、親の承諾を得てから、誰に何を渡したかを書き残してください。後できょうだいの間で「聞いていない」と食い違うのを防げるからです。

譲るときのメモに書く内容は、4つあります

  • 譲る物の品名と写真
  • 受け取った人の名前
  • 渡した日付
  • 親が承諾したこと

高価な物を譲るときに贈与税がかかるかどうかは、家庭ごとの事情によって違います。税務署の相談窓口か税理士に相談してください。

売る

持ち込めない物を売る方法は、貴金属やブランド品、まだ使える家電などに向いています。親の持ち物を売るときは、売る前に親の同意を得てください。親の持ち物は親自身の財産だからです。

買取業者に頼むときは、古物商の許可(中古品の買い取り・販売などを営むための許可)を受けているか、業者に聞いてください。

買い取りの前には、次の条件も尋ねましょう

  • 品物ごとの買取金額
  • 出張費用の有無
  • 値段が付かなかった品の引き取り条件

値段が付かなかった品をごみとして回収してもらう場合は、古物商の許可だけでなく、家庭ごみを回収するための許可や委託も別に確かめる必要があります。実際に回収する業者の名前を聞き、実家がある市区町村のごみ担当窓口に問い合わせてください。

処分する

持ち込めない物を処分する方法は、使う予定がなく、譲る相手も見つからない荷物に向いています。運営者の親の場合は、施設に持ち込めなかった物を処分しました。

処分の方法は、物の種類と量によって申し込む先が変わります。エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の家電4品目は家電リサイクル法の対象で、ふつうの粗大ごみとしては出せません。買った店や買い替える店に引き取りを頼むか、市区町村の案内に従ってください。

物の種類処分の方法
家具、布団などの大きな物市区町村の粗大ごみの受付に申し込む
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機買った店や買い替える店に引き取りを頼むか、市区町村の案内に従う
量が多く、家族で運べない物片づけ業者に見積もりを頼み、ごみを回収する業者の許可を聞く

家庭ごみを回収して運ぶ業者には、原則として実家がある市区町村の許可か、市区町村からの委託が必要です。許可の名称は、一般廃棄物収集運搬業の許可(家庭ごみなどを回収して運ぶための許可)です。

片づけ業者が仕分けだけを行う場合は、実際にごみを回収する業者の名前を聞いてください。

ごみを回収する業者が実家のある市区町村の許可や委託を受けているかは、市区町村のごみ担当窓口で聞けます。契約の前には、見積書に作業の範囲と追加料金の条件が書いてあるかを読んでください。

参考:経済産業省「家電リサイクル制度FAQ」(Q1 対象品目、Q2 廃棄方法、Q15 不用品回収業者)

トランクルームに預ける

トランクルームに預ける方法は、実家を売る・貸す予定があるのに、すぐには処分を決められない物に向いています。トランクルームは毎月の費用がかかり続けるため、預ける物と預ける期限を先に決めてください。

料金や預けられない物の決まりは、トランクルームの事業者ごとに違います。契約の前に、事業者の公式ページで料金と解約の条件を読んでください。

利用を始める前に決めておくことは、3つです

  • 預ける品の一覧を作る
  • 「親と相談して1年後に見直す」のように、期限を決める
  • 鍵と契約書を管理する担当者を決める

一覧と期限を家族で共有しておけば、預けっぱなしのまま費用だけがかさむのを避けられます。

有料老人ホームに持ち込めない物の片づけを頼む先

家族で進める作業と頼む先。家族で進める:親の希望を聞いて仕分け、思い入れのある物の扱い、作業する日と車の用意。業者などに頼む:運搬は引っ越し業者、仕分けと搬出は片づけ業者、大きな家具は粗大ごみ、売れる物は買取業者

有料老人ホームに持ち込めない物の片づけは、「家族で進める部分」と「業者に任せる部分」に分けると進めやすくなります。施設へ運ぶ荷物の搬入と、実家に残る物の処分とでは、頼む先に求められる役割が違うからです。

施設への運搬と実家の片づけは、作業ごとに分けて業者に見積もりを頼んでください。引っ越し業者は運搬を、片づけ業者は仕分けを受け持ちます。実家のごみの回収は、原則として市区町村の許可か委託を受けた業者が行います。

頼む先向いている作業依頼前に聞くこと
家族親の希望を聞きながらの仕分け、思い入れのある物の扱い作業できる日と、車を出せる人
引っ越し業者入居する施設への荷物の運搬施設の搬入の決まり(時間、通路、エレベーター)に合わせられるか
片づけ業者実家に残った物の仕分けと搬出ごみを回収する業者が実家のある市区町村の許可や委託を受けているか、見積書の作業の範囲と追加料金の条件
市区町村の粗大ごみ家具などの大きな物の処分申し込みの方法と、出す日
買取業者売れる物の買い取り古物商の許可、出張の費用、引き取りの条件

引っ越し業者に頼む前に、入居する施設の担当者へ、搬入について次の3点を電話で聞いてください

  • 荷物を搬入できる時間帯
  • 搬入に使える通路
  • エレベーターの使用条件

施設の決まりに合わない日時で手配すると、搬入をやり直すことがあるためです。

片づけ業者に実家のごみの回収も頼む場合は、実際に回収する業者の名前を聞いてください。実家がある市区町村のごみ担当窓口で、許可か委託を受けている業者かを確かめましょう。契約前には、見積書の作業範囲と追加料金の条件も読んでください。

片づけ業者や自治体など、依頼先ごとの許可の見方をもっと詳しく知りたい方は、比較のページを読んでください。

関連ページ実家の片づけはどこに頼む?依頼先ごとの違いと許可の見方

有料老人ホームに持ち込めない物の扱いを親と決める手順

持ち込めない物を親と決める手順。01 書き出す:断られた物を品名・置き場所・理由・写真で一覧にする。02 今後を決める:住む・空き家のまま・売る・貸すの中から家族で決める。03 親に聞く:思い入れのある物を一つずつ親に聞き、片づけの期限を決める

ここでは、施設に持ち込めない物の扱いを親と決める手順を、4段階に分けて解説します。持ち込めない物を書き出すところから、片づけの期限を決めるところまでを扱います。

持ち込めない物を書き出す

持ち込めない物の書き出しは、荷造りで混乱しないための最初の手順です。施設に断られた物は、品名と写真を一覧にして家族で共有してください。

一覧に書く項目は、4つです

  • 品名
  • 実家のどの部屋に置いてあるか
  • 施設に断られた理由
  • 現物の写真

一覧があれば、断られた物を施設へ運ぶ荷物に混ぜてしまう失敗を防げるはずです。

実家の今後を家族で決める

実家の今後は、持ち込めない物を残すか手放すかの基準になります。親が施設に入ったあとの実家の使い方で、手元に置く物と手放す物が変わるからです。

実家の今後について家族で話し合う選択肢は、4つあります

  • 家族の誰かが住む
  • 空き家のまま維持する
  • 売却する
  • 賃貸として貸し出す

実家の今後が決まらない間は、処分する物を最小限にして、判断を急がないでください。一度手放した物は、あとから取り戻せないことが多いためです。

思い入れのある物について親に聞く

思い入れのある物は、親本人の気持ちを聞きながら決めます。写真や手紙、形見を家族だけの判断で手放すと、あとで親や親族との間でもめる原因になります。

思い入れのある物は、一度にすべて決めず、一つずつ親の希望を聞いてください。聞くときに選択肢を示すと、親も答えやすくなります。例を3つ挙げます。

  • 「この写真は施設に持って行く? 家に置いておく?」
  • 「この着物は、誰かに譲ってもいい?」
  • 「この手紙は、残しておく?」

面会や電話のたびに数点ずつ尋ねてください。親の負担が軽くなります。

片づけの期限を決める

片づけの期限は、施設の入居日と実家を引き渡す日から逆算する方法で決めます。期日がないと、作業が入居後までずるずる延びるからです。

片づけの期限は、家族が作業できる日をカレンダーで見て決めてください。作業日ごとに、どの部屋の何を片づけるかも書いておきましょう。実家を売却したり賃貸に出したりする場合は、家の中の物を引き渡しの日までにどこまで片づけるかを、売買や賃貸の契約で決めることがあります。残してよい物があるかは、仲介する不動産会社に聞いてください。

入居日から逆算して、週ごとに何を片づけるかを決めたいときは、予定表を使ってください。

関連ページ入居日から逆算する片づけ予定表

有料老人ホームに持ち込める物で気をつけること

持ち込める物で気をつけること。持ち物に名前を付ける、家電の電気代を聞く、居室の寸法と通り道を測る、入居後に届ける物の決まりを聞く

ここでは、持ち込める物でも入居前に気をつけたい4つの点を解説します。名前の付け方や居室の使い方を先に決めておくと、入居後に荷物を届け直す手間を減らせます。

持ち物に名前を付ける

持ち物への名前付けは、ほかの入居者の私物との取り違えを防ぐ作業です。洗濯を施設に任せる場合、名前のない衣類は混ざってしまいます。持ち物の名前は、施設が指定する書き方と付ける場所に合わせて付けてください。

名前を付ける対象になりやすい物は、次のとおりです

  • 衣類、下着、靴下
  • 眼鏡、補聴器、入れ歯のケース
  • 杖、コップ、歯ブラシ

小物や衣類に1点ずつ手書きするのは、手間がかかる作業です。印刷用のラベルを使えば、短い時間で終わります。

関連ページ衣類・持ち物の名前付けラベル(印刷用)

家電の電気代を聞く

持ち込んだ家電の電気代は、毎月の施設利用料に含まれる施設と、別に請求される施設があります。別料金の場合も、定額か、台数や使用量に応じた料金かで支払い方が異なります。

家電の電気代と請求方法は、契約前に施設の担当者へ聞いてください。重要事項説明書の費用欄も読んでおくと、説明と見比べられます。

電気代を尋ねるときは、持ち込みたい家電の品名を伝えてください。

たとえば、次のような家電です

  • テレビ
  • 冷蔵庫
  • 電気ポット
  • 加湿器

台数に応じた料金なら、持ち込む台数を減らすと支払いが下がる場合があります。使用量に応じた料金では、使用時間などでも支払い額が変わるため、台数だけでは判断できません。電気代が定額なら、家電を減らしても支払いは変わりません。

居室の寸法と通り道を測る

居室の寸法は、見学のときか入居前の打ち合わせで、施設の担当者に測ってよいか聞いてください。家具を運ぶ前に部屋の広さが分かれば、置けずに持ち帰る手間を避けられます。

居室を測るときは、次の寸法や位置をメモしましょう

  • 部屋の幅と奥行き
  • 窓と扉の位置
  • コンセントとテレビの差し込み口の位置
  • 車いすや職員が通る通り道の幅

家具の寸法を居室の寸法と比べ、置いたあとも通り道が残るかを見てください。メモを施設の担当者に見せれば、介助の妨げにならない配置かも相談できるでしょう。

入居後に届ける物の決まりを聞く

入居後に家族が届ける差し入れや日用品にも、入居時と同じ持ち込みの決まりが当てはまります。親に頼まれた物でも、施設が受け入れを制限している場合があるためです。親から頼まれた物は、禁止や条件付きの品でないかを施設に聞いてから届けてください。

あとから届けることが多い物は、次のとおりです

  • 食べ物やお菓子
  • 薬やサプリメント
  • 季節の衣類
  • 電気を使う物

先に施設へ聞いておくと、受け取ってもらえず持ち帰る無駄足を避けられます。

有料老人ホームとほかの住まいで持ち込めない物は変わるか

住まいの種類で変わるか。種類だけでは決まらない。同じ種別でも、建物の設備や運営方針で変わるため、施設ごとに聞く

有料老人ホームに持ち込めない物は、介護付きか住宅型かという種類だけで一律に決まるわけではありません。同じ種別でも、建物の設備や運営方針が違うからです。入居先の種類だけで判断せず、持ち込みの決まりを担当者に聞いてください。

下の表では、比較のためにサービス付き高齢者向け住宅と特別養護老人ホームも扱います。特別養護老人ホームは有料老人ホームとは別の施設です。サービス付き高齢者向け住宅には、有料老人ホームに該当する住宅もあります。

持ち込みについて誰に何を聞くか、表で入居先に近い行を探してください。

施設・居室の種類聞くこと持ち込めるかを聞く相手
介護付き有料老人ホーム持ち込めない物の一覧、居室の備品施設の担当者
住宅型有料老人ホーム(介護は外部の事業者を使う有料老人ホーム)施設の決まりと、外部の介護事業者の決まり施設の担当者、ケアマネジャー(介護サービスの計画を作る専門職)
サービス付き高齢者向け住宅(状況把握・生活相談サービスが付いた登録住宅)入居契約書や管理規程にある禁止事項住宅の管理者
特別養護老人ホーム(介護保険で入る公的な介護施設)持ち込めない物の一覧、居室の備品施設の生活相談員(入居者や家族の相談を受ける職員)
個室置ける家具の大きさ入居する施設の担当者
多床室(相部屋)置ける物の量、音や匂いの決まり入居する施設の担当者

居室が個室か相部屋(多床室)かによっても、持ち込んで置ける家具の量は変わることがあります。運営者の親は、介護付き有料老人ホームの個室に入居しました。置けるスペースや荷物の量は、施設や部屋ごとに違います。荷造りを始める前に、入居する施設の担当者へ居室の寸法を聞いてください。

有料老人ホームに持ち込めない物でよくある質問

持ち込みでよくある質問。なくなったら:まず施設の担当者へ。介護ベッド・車いす:備品を使えるか聞く。体験入居:試せるか申し込み前に聞く。退去時の片づけ:入居契約書を読む

ここでは、有料老人ホームへの持ち込みに関連する4つの疑問に答えます。

持ち込んだ物が施設でなくなったらどこに相談すればよいですか?

持ち込んだ私物が見当たらないときは、品名を紙に書いてください。最後に見た場所と時刻も書き添えましょう。紛失した私物の記録は、まず入居する施設の担当者に渡してください。担当者と話し合っても解決しない場合は、施設を運営する法人の相談窓口へ連絡する流れになります。

介護ベッドや車いすは入居時に家から持って行く必要がありますか?

介護ベッドや車いすは、施設の備品を使えるか担当者に聞いてください。施設の種類や契約によって、用具の手配方法が異なるためです。

介護保険の福祉用具貸与(対象となる介護用品を介護保険で借りるサービス)も、入居先で受ける介護サービスによって扱いが変わります。

  • 特定施設入居者生活介護(指定を受けた住まいで提供する介護保険のサービス)の利用中は、原則として福祉用具貸与を別に利用できない
  • 住宅型有料老人ホームでは、要介護度や用具の種類などの条件に応じて福祉用具貸与を利用できる場合がある

家で借りている用具をそのまま運ぶ前に、施設の担当者や担当のケアマネジャーに相談してください。

体験入居で持ち込みの可否や荷物の量を試せますか?

体験入居の実施状況や、滞在時に持ち込める荷物の量は施設によって違います。体験入居で私物を試せるかは、申し込み前に施設の担当者へ聞いてください。試したい品の名前と大きさを伝えると、短期滞在で持参できるかを相談できます。

入居をやめるとき居室の荷物はいつまでに片づけますか?

退去時に居室を片づける期限や費用は、入居契約の内容によって決まります。退去時の荷物の片づけ期限は、入居契約書の退去に関する欄で確かめてください。契約書で分からない点は、入居する施設の担当者に尋ねましょう。

有料老人ホームの入居前に次にやること

入居前に次にやること。01 書類を読む:入居のしおりを読み、持って行きたい物の品名と大きさを書く。02 担当者に聞く:迷う物を施設の担当者に聞き、返事を家族全員に伝える。03 親と決める:現金を管理する人と持ち込めない物の扱いを親と決める

有料老人ホームの入居準備は、持ち込めない物を早めに知ることから始まります。今日は入居のしおりを読んでください。今週中に、持ち込みを迷う物の品名を施設の担当者へ伝えてください。持ち込めるか分からない品だけを残してほかの荷造りを進めると、回答待ちで作業全体が止まるのを避けられます。

入居日までの作業は、次の順番で進めてください

  1. 入居のしおりと重要事項説明書を読む
  2. 施設へ持って行きたい物の品名を書き出す
  3. 品名の横に大きさと使い方をメモする
  4. 持ち込みを迷う物について施設の担当者に聞く
  5. 施設の返事を荷造りに関わる家族全員に伝える
  6. 親の希望を聞いて、現金と貴重品を管理する人を決める
  7. 施設に持ち込めない物の扱いを親と相談する
  8. チェックリストを見ながら入居用の荷物を詰める

運営者から

運営者は、生活に最低限必要な物を入居の時点ですべてそろえておくことを勧めています。後から「あれがない」と言われて買い足したり届けたりするのは、家族の負担が大きいからです。

片づけの作業は、入居日から逆算して日付を決めると、入居後まで長引くのを防げます。週ごとの作業を書き込める予定表を使ってください。

関連ページ入居日から逆算する片づけ予定表

荷造りで持ち物の抜けを防ぐには、品目ごとに印を付けられるチェックリストが役立ちます。

関連ページ施設に持っていく物のチェックリスト

持ち込めなかった物の処分を業者に頼むなら、依頼先ごとの許可の違いを先に読んでください。業者を選ぶ目安が分かります。

関連ページ実家の片づけはどこに頼む?依頼先ごとの違いと許可の見方

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